ポーカートーナメントとは?
テキサスホールデムをプレーする場合、大きく分けて「ライブゲーム」と「トーナメント」の二つのプレー形態が考えられます。
トーナメントとは、プレーヤーが参加費を払って参加し、上位入賞者は賞金を獲得するという形式で行われます。
一般的なトーナメントの場合、参加者は全員同じチップ量からスタートし、チップが無くなったプレーヤーから順次脱落していきます。
トーナメントではイン・ザ・マネー(賞金を獲得できる最低順位以上)の成績を残す事がひとつの目的となります。
そのため参加するプレーヤーには、自分のチップ量や残りのプレーヤー数といった複数の要素から、臨機応変に戦略を組み立てる能力が必要になります。
特にチップ量に対してブラインド額の高い中盤〜終盤の局面では、局所的な勝率を重視したブラインドスティールやオールインが頻繁に行われ、トーナメント特有の緊張感に包まれます。
有名なポーカートーナメント
トーナメントが行われる形態は様々で、カジノが定期的に催すデイリー/ウィークリートーナメントもあれば、テレビで放送されるような大規模なトーナメントもあります。
これらのトーナメントは予め行われる日時が決められているため、ライブゲームのようにいつでも参加できるというわけではありませんが、最近はポーカー人口の急増化に伴い、開催されるトーナメントの数も増えてきました。
中でも有名なトーナメントとして、WSOPやWPTが挙げられます。
これらは大規模に催されるトーナメントの代表格で、優勝者の得られるステータスや賞金の金額も桁外れです。
特にWSOPメインイベントはポーカーの世界選手権とも呼ばれ、2006年度の大会では日本円で14億円という破格の賞金が優勝者に与えられました。
これは個人で参加できるトーナメントの中では、ゴルフやテニスのメジャートーナメントを凌ぐ世界一の賞金額といえます。
このトーナメントの模様はYouTubeでも公開されていますので、トーナメントの雰囲気を感じてみたい方は、ぜひ一度ご覧ください。
トーナメントを手軽に知る方法として、映画を観るという方法もあります。
映画『ラッキーユー』では、テキサスホールデムのトーナメントを舞台に、親子の人間ドラマが描かれています。
この映画を観れば、華やかなポーカートーナメントの雰囲気を、肌で感じる事ができるはずです。
日本のポーカートーナメント
日本国内では賭博行為が禁止されているため、ライブゲームよりもトーナメントの環境が発達しています。
一般的な日本国内のトーナメントでは、主にポイント制やレーティング制が採用され、一定期間の成績をプレーヤー同士が争うという形式で行われています。
これらのトーナメントの中には、総合成績の上位者にWSOPの参加権やラスベガスへの航空チケット等が贈呈されるケースもあり、金銭の賭けられていない形態とはいえ、参加者には真剣勝負が求められます。
これらのトーナメントはポーカーを愛好する団体等により、都市部を中心に定期的に催されています。
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